石川 威弘(いしかわ たけひろ)
パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター
パーソナル栄養士とは
パーソナル栄養士・ファスティングマイスターのいっしーです。
便秘というのは、健康に大きな悪影響を及ぼします。
この記事を見ている方の中にも、「3日以上出ていない」「1週間以上出ていない」と悩んでいる方がたくさんいるでしょう。
そのような方には、16時間断食をオススメします。
今回は、16時間断食は本当に便秘改善に効果があるのか、効果を最大限に引き出すためにはどうすればいいのかということについて、詳しく解説していきます。
16時間断食で便秘が解消するのはなぜ?
まずは、16時間断食が便秘解消に繋がる理由について、詳しく見ていきましょう。
胃腸の機能回復に繋がるから
現代人の多くは、お肉料理や脂っこい食事・お酒・添加物の多い加工食品など、胃腸に負担をかける食べ物を摂りすぎている傾向にあります。
これらの食べ物や飲み物は消化に時間がかかりますので、胃腸が疲弊してしまい、便秘を誘発しやすくなります。
16時間断食を行うことによって、疲弊した胃腸を休ませられるようになりますので、便秘解消に繋げやすくなるのです。
腸のぜん動運動が活発になるから
便秘を解消するためには、大腸のぜん動運動を活発にする必要があります。
ぜん動運動というのは、簡単に言ってしまうと便を肛門まで動かす働きのことです。
ぜん動運動を活発にするためには、自律神経を整えることが大切です。
食べすぎや飲みすぎによって胃腸に負担がかかってしまうと、自律神経が乱れ、ぜん動運動が弱くなってしまいます。その結果、便秘になりやすい体になってしまうのです。
16時間断食をして腸を休ませることによって、副交感神経が優位になりますので、自律神経を整えやすくなります。
自律神経を正常な状態に戻すことができれば、ぜん動運動が活発になりますので、便秘の解消にも繋げやすくなります。
便秘解消に向けた正しい16時間断食の方法
16時間断食で便秘を解消するためには、正しい方法を理解しておかなければなりません。
ただ朝ごはんを食べないだけでは、単なる欠食となってしまうので便秘は悪化する恐れもあります。
正しいやり方で行うことで、少しでも胃腸を休ませることができれば、便秘解消にも繋げやすくなりますので、興味がある方は是非挑戦してみてください。
なお「16時間断食でダイエット効果を得たい」「本格的な16時間断食に挑戦してみたい」という方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
いっしー 石川 威弘(いしかわ たけひろ) パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター パーソナル栄養士とは 述べ1,000名以上のファスティング指導、食事指導、体質改善相談をしてきました。 […]
16時間断食で注意すべきことってある?
では次に、16時間断食で注意すべきことについて、詳しく解説していきます。
体調不良の時は無理をしない
16時間断食は便秘の解消やダイエットに効果的な方法ですが、体調不良の時に実践してしまうと、症状を悪化させる可能性が高くなります。
こうなってしまっては本末転倒ですので、体調が万全の時に挑戦するようにしましょう。
16時間断食中は激しい運動をしない
16時間断食中は、低血糖状態になりやすいです。
この状態で激しい運動をしてしまうと、完全な低血糖を引き起こす可能性が高くなります。
普段から運動習慣のある人がちょっとしたストレッチやエクササイズをするのであれば問題ありませんが、運動習慣のない人は無理に運動を取り入れることは避けましょう。
また普段から運動習慣がある人でも激しい運動は避けた方が良いでしょう。
早起きを心がける
便秘に悩まされている方の中には、「朝早く起きるのが苦手」という方もいるでしょう。
朝の時間は先ほども記載した大腸のぜん動運動が活発になりやすい時間です。
この朝の時間にしっかりと水分補給をし、リラックスした時間を過ごすことで自律神経が整い、便秘改善にもつながります。
健康的な生活リズムを取り戻すという意味でも、できるだけ早く起きるようにしましょう。
無理のない日数で行う
16時間断食というのは、初心者でも簡単に行える方法です。
1日のうち食べられないのは16時間のみとなり、残り8時間は食事を取ることができますので、断食に不安を感じている方にもおすすめできます。
連続した日数で続けていただくと便秘改善効果も減量効果もアップしますが、初めての場合は慎重に行うと良いでしょう。
自分自身の体調を考慮しながら何日間続けるか決めていきましょう。
ドカ食いをしない
初めて16時間断食を行う方の中には、空腹に耐えきれず、16時間が経過したタイミングで一気に食べ物を頬張ってしまう方もいます。
ただ、急に食べ物が入ってくると胃がびっくりしてしまい、消化不良の原因になるのです。
「少しでも早く空腹を満たしたい」という気持ちはよくわかりますが、体のことを考えながら、よく噛んで、ゆっくり食べるようにしましょう。
まとめ
16時間断食を行うことによって、胃腸を休ませられるようになり、尚且つぜん動運動が活発になりますので、便秘を解消しやすくなります。
断食にも様々なやり方があるのですが、便秘改善のために行う断食で初心者におすすめなのは16時間断食です。
この方法であれば、初心者でも簡単に、尚且つ安心して行うことができますので、興味がある方は是非挑戦してみてください。
ただし、間違った方法で行ってしまうと、便秘が解消されないだけでなく、体調不良に陥ってしまうこともありますので、今回紹介したやり方や注意点を参考にしながら、慎重に挑戦するようにしましょう。
いっしー 石川 威弘(いしかわ たけひろ) パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター パーソナル栄養士とは 食べながら健康痩せができるダイエット法を公[…]
いっしー 石川 威弘(いしかわ たけひろ) パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター パーソナル栄養士とは 述べ1,000名以上のファスティング指導、食事指導、体質改善相談をしてきました。 […]
断食は便秘改善に非常に効果的ですが、正しいやり方をしないと体調を崩してしまう恐れもあります。
特に初めて取り組む方に関しては、慎重に行う必要があるのでしっかりと調べてから取り組むようにしてくださいね。
▼おすすめ記事はこちら▼