ファスティング前に知っておこう!ファスティング中に起こる好転反応まとめ


いっしー

石川 威弘(いしかわ たけひろ)
パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター
パーソナル栄養士とは


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いっしー
こんにちは。パーソナル栄養士・ファスティングマイスターのいっしーです。
身体をすっきりしたい・体質改善をしたいと思ってファスティングに取り組まれている方も多いと思います。
その際に好転反応と呼ばれる身体の変化が起こる場合があります。
その身体の変化がそのままファスティングを続けて良い変化なのか、ファスティングをストップした方が良い変化なのかの判断は非常に難しいです。
今回はよく起こる好転反応をまとめ、その判断の参考にしてもらえればと思います。

ファスティングの好転反応について

ファスティング中に起こる好転反応は基本的に普段酷使している部分や無理をさせている部分が原因となり起こる反応です。

アルコールを飲みすぎている人は肝臓が影響を与える好転反応を起こします。
甘いものを毎日食べている人は血糖値に関係する好転反応が起こります。
添加物の多い食事をしている人は腎臓が関係する好転反応が起こります。

好転反応は疲労した部分をファスティング中に修復しようと身体が働きかけている現象です。
基本的には良くなろうとする反応なので忌み嫌う必要はありません。

自分の中で起こっている好転反応をしっかりと観察し、普段の生活習慣と照らし合わせてみてみましょう。
そうすることで普段の生活や食習慣を省みることができます。

 

頭痛

ファスティング中に一番良く起こる変化が頭痛です。
頭痛の原因は様々考えられますが、殆どの場合が日頃の食習慣によるものです。
ファスティング中の頭痛は原因によって簡単に和らげることができるのでこちらの記事を参考にしてみてください。

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眠気

ファスティング2日目によく起こる症状として眠気があります。

これはファスティング2日目にエネルギーの活用する回路が糖質から脂肪に変化する過程で起こる現象で、特に心配することではありません。
眠たいときは軽く仮眠を取りながら過ごしてもらえれば大丈夫です。
ファスティング3日目にはスッキリしていることがほとんどです。

 

寒気

ファスティング中は身体が省エネモードに切り替わるため普段より寒さを感じやすいです。
特に冷え性の人は寒気を感じやすいので、なるべく暖かい格好をして、ホットルイボスティーなど温かい飲み物で体温を保つようにしましょう。

ファスティングが終わるとまた元通りに戻りますのでご安心ください。

 

下半身のだるさ

下半身のダルさはファスティング中に筋肉の分解が行われるのですが、その筋肉の分解が下半身から行われる事が多いようです。
そのため下半身がダルさを覚えます。

筋肉の分解が行われないようにアミノ酸を取りながらファスティングすることが有効です。

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腰痛

腰痛は筋肉量が落ちたり、脂肪が燃焼されることで身体のバランスがやや変化していることで起こる場合があります。
太り気味の人、冷え性の人が痛くなりやすいようです。
一時的に身体のバランスが変わっているため、ファスティングを終えて食事を摂り始めると改善されることがほとんどです。

こちらも同様に筋肉を減らさないことを意識することが重要です。

 

吐き気

こちらは主に胃酸が原因で起こるものです。
普段から揚げ物やお肉など脂っこいものを習慣的に食べている人で起こりやすいです。

またファスティング中に炭酸水やコーヒーなどを飲んでしまった場合に胃が刺激されて胃酸を分泌してしまい起こることがあります。

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酵素ドリンクや水分をこまめに摂取する事で収まる場合もありますが、あまりにも辛い場合はファスティングを中断することも考えましょう。

 

便秘・水便

ファスティング中は便に影響を受ける場合があります。
便秘持ちの方は便が出なくなり、下痢を起こしやすい方は水便になりやすいです。
どちらもファスティングでは起こることですが、特に身体には悪い影響がありませんので安心してください。

便秘の方は食べ始めれば自然と出ますし、水便の方は食べ始めれば元の便に戻っていきます。

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口内炎・吹き出物

ファスティング中の口内炎や吹き出物は出る方と治まる方どちらもいらっしゃいます。

これは普段の食生活のミネラルバランスや脂肪酸のバランスにより起こる現象です。
肌や皮膚が生まれ変わっている最中ですので、典型的な好転反応と言えるでしょう。

普段の食生活を少し見直す必要はありそうですね。

 

手足のしびれ

手足のしびれは塩分不足によるものか低血糖によるものです。

ファスティング中はミネラルバランスが崩れやすく、特にナトリウム不足になります。
その際には塩をなめてもらえれば和らぎます。

また低血糖による場合であれば酵素ドリンクをこまめに飲んでもらうことで血糖値を安定させることができ改善されます。

どちらも普段の食生活から来ているものですので、濃い味つけに気をつけることと、普段の間食で甘いものを摂りすぎないようにしましょう。

 

喉の痛み

喉だけではなくある部位が痛くなるという好転反応が起こる方もいらっしゃいます。
ファスティング中は免疫力が高まり、悪い部分や酷使している部分の修復作業が行われているためです。

喉が痛い場合は普段から喉を酷使しているか、遺伝的に喉が弱い身体をしている(家系的に喉から肺にかけての疾患が多いなど)などが考えられます。
その場合は普段から喉をケアするように意識をしたほうが良いでしょう。

また手術をした部位が痛むこともあります。

 

蕁麻疹・アトピー

蕁麻疹やアトピーやアレルギーの改善のためにファスティングを取り組む方も非常に多いと思います。
これらの症状を持っている方はファスティング中にひどく症状が現れる方がいらっしゃいます。
これも好転反応であり、あくまで事例ですが1度目のファスティングで激しい好転反応が出た方も2回目のファスティングではそこまでひどく好転反応は出ずに、徐々にアレルギーが改善された方もいらっしゃいます。

蕁麻疹やアトピーやアレルギーに関しては人によって症状が全く違うため一概に大丈夫ですとは言えません。
特にお薬を飲まれている方などは必ず主治医に相談していただき、無理はせずにファスティングを中断することも視野に入れましょう。

 

絶対に無理はせずにファスティングを辞める判断をしましょう

好転反応は基本的にファスティング3日目以降や食事を摂り始めることで治まることがほとんどです。

しかしファスティングによって悪くなってしまうことも可能性もあります。
それだけファスティングは身体にとってストレスが掛かりリスクが伴います。
3日間以上のロングファスティングは必ずファスティングマイスターの指導を受けながら行うことをオススメします。

セルフでファスティングをされる場合は絶対に無理はせずにファスティングを辞める判断もとるようにしましょう。

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いっしー
いかがでしたか?
ファスティングによって体質改善が成功した事例はいくつもあります。
しかし独学でファスティングをやって悪い方向にいってしまうのだけは避けてもらいたいです。
しっかりと自分の身体の中で起こっていることを観察して正しい判断をするようにしましょう。

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