みなさん、五大栄養素って全て言えますか?
その五大栄養素がそれぞれどんな役割を持っているのか知っていますか?
意外と知られていない五大栄養素を今回は車に例えて説明してみたいと思います。
栄養学の一番の基礎の部分ですのでしっかり覚えましょう!
五大栄養素とは
五大栄養素とは人間の身体の中で最も重要な5つの栄養素のことを言います。
その5つとは、
・炭水化物
・タンパク質
・脂質
・ビタミン
・ミネラル
最近ではここに「食物繊維」を加えて六大栄養素と言ったり
「ファイトケミカル」を加えて七大栄養素なんて言ったりもしますが
最も重要なのは五大栄養素になります。
さて、それぞれ身体がどの様に働くかを
今回は車で例えながら説明していきます。
炭水化物
炭水化物は身体の中でエネルギーとなる最も重要な栄養素です。
食品で言えば、ご飯やパン、麺やイモ類にも多く含まれています。
炭水化物は身体の中で糖質に分解され、日々活動するためのエネルギーとなります。
車で例えるところのガソリンと言ったところでしょう。
炭水化物をしっかりと摂らないと身体はガス欠を起こしてしまします。
(もちろん人間の身体はそんな単純じゃないですが。)
最近では糖質制限ダイエットが流行っており、
ガス欠状態の人が多く見受けられます。
人の身体でガス欠を起こすとどのようなことが起こるのかはこちらの記事にまとめていますので、ぜひ見てください。
いっしー 石川 威弘(いしかわ たけひろ) パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター パーソナル栄養士とは 食べながら健康痩せができるダイエット法を公開中 […]
また、炭水化物と糖質をごちゃごちゃに考えている方をたまにみかけるのですが、別物になります。
知らなかった方はこちらをチェックしてみてくださね。
いっしー こんにちは。 パーソナル栄養士のいっしーです。 今回は勘違いしやすい炭水化物と糖質の違いと 糖質の種類や特徴をお伝えしたいと思います。 ライター紹介 パーソナル栄養士 エキスパート[…]
タンパク質
タンパク質は皆さんもご存知の通り、骨や筋肉を作り出します。
肉や魚、大豆製品に多く含まれていますね。
人の身体の構成要素のうち60%は水分と言われていますが、
その次に多い構成要素がタンパク質で15~20%と言われています。
タンパク質を車で例えるならば、ボディやタイヤやハンドルなどの車を構成するパーツといったところでしょう。
人間も車もボディやフォルムにこだわる人が多いのはどちらも一緒ですね。
脂質
炭水化物、タンパク質と同じく三大栄養素と呼ばれるのが脂質です。
脂質は身体のエネルギーとなるほか、
身体の細胞の膜になっていたり、
脳みその周り取り囲む液体の構成要素となっています。
車でもエンジンオイルなどの油は似たような使われ方でしょうか。
様々なものを潤滑に動かすための大切なものになります。
このオイルも質の悪いものを使うと車の寿命を縮めてしまいますが、
人間も同じことが言えますね。
質の良い油を取り入れるようにしていきましょう。
ビタミン・ミネラル
微量栄養素とも言われる栄養素がビタミンとミネラルです。
よくビタミンCやビタミンB群、カルシウム、鉄などは耳にしたことがあると思います。
ビタミンやミネラルは野菜や果物、海藻類に多く含まれています。
これらの微量栄養素がしっかりと取れていないと
身体の機能は十分に発揮されません。
そのため、三大栄養素に次いで重要な栄養素と考えられています。
車で例えるとすれば、
ビタミン・ミネラルは小さなネジやボルトや歯車などにあたります。
これらが不足してもなんとか車は走ることが出来ますが、
次第にボロが出て、いつか故障に繋がります。
人の身体も全く一緒で
ビタミンやミネラルなどの微量栄養素を摂らない生活を続けていると
必ず身体にボロが出てきて、生活習慣病や様々な病気へと繋がってしまいます。
まとめ
食生活を省みないで今の食事を続けてしまうことは
一度も車をメンテナンスに出さず、日々のケアもしないまま、数十万キロ、数百万キロ走ることと同じことをしているのかもしれません。
車を長く乗り続けるためには、品質の良いオイルなどを使い、日々のメンテナンスをすると思います。
自分の身体もなるべく品質の良いものを摂り入れて、常に状態を良くしておく必要があるのではないでしょうか?
車は壊れて動かなくなれば買い換えれば良いですが、
自分の身体は世界中探しても一つしかなく、換えが効きません。
自分の身体の寿命を決めるのは、乗り手のあなた次第かも知れませんね。
人間の身体の構造は車よりも複雑で、簡単に車に例えてみることは難しいのですが、例えて見るならこんな感じかと思います。
日々の食生活がこの先何十年と共に過ごす身体の状態を整えておく方法です。
しっかりと自分の愛車を可愛がってあげましょうね。