
ファスティングマイスター・パーソナル栄養士のいっしーです。
ファスティングって何がいいのと聞かれて、真っ先に出てくる効果の1つにデトックス効果があると思います。
「ファスティング=デトックス」というイメージがある人も多いと思いますので、今回はファスティングのデトックス効果についてご説明したいと思います。
身体には何が溜まっているのか
ファスティングのデトックス(解毒)効果をお話する前に、そもそも身体の中に毒素が溜まっているってどういうこと?という方もいると思いますので、身体に溜まった毒素についてご説明します。
私達は普段から様々な毒素を溜め込んでいます。
毒素と言うとピンと来ないかも知れませんが、食品に含まれる様々な物質が身体に毒として働く場合があります。
例えば食品添加物の中には発がん性のあるものも存在しています。
発がん性があるほど身体に影響を与える毒素というわけです。
そうした食品添加物も普通に売られているお弁当やお惣菜に使われていたりします。
その他にも残留農薬や遺伝子組み換え食品、トランス脂肪酸、有害ミネラルや環境ホルモンなど、身体にとってマイナスに働く物質はたくさん存在し、微量ながら少しずつ食事から摂っているのです。
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毒素はどこに溜まっているのか
これらの毒素は脂溶性と呼ばる性質があり、油に溶け出すのものが多いと言われています。
水に溶ければ尿とともに身体から排出することが出来ますが、油に溶ける場合はそうも行きません。
水に溶けず油に溶ける場合は尿から排出することは出来ず、肝臓で解毒し、便や髪の毛などから排出することになります。
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しかし、先程紹介した食品添加物や残留農薬、遺伝子組み換え食品、トランス脂肪酸、有害ミネラルや環境ホルモンなどは排出されにくく、脂溶性のものは脂肪に溶け出し溜め込んでしまいます。
デトックス効果がある理由
ファスティングで身体に溜まった毒素を排出できる理由は毒素が脂溶性のものが多く、脂肪に蓄えられるところがポイントです。
ファスティングでは3日目からデトックス効果が高まります。
これはファスティング3日目から「糖新生」という反応が身体の中で始まり、脂肪をエネルギーとして使い始め、脂肪燃焼がスタートするためです。
ファスティングは脂肪をエネルギーに変えて燃焼する過程で脂肪に蓄積された毒素をデトックスしていくことができるのです。
加えて腸内環境が改善されることで免疫力が正常化することや、オートファジーによる細胞の再修復が行われる過程でもデトックスが行われていることが考えられます。
ファスティングでアレルギーやアトピーが改善される事例はいくつもありますが、デトックス効果によるものが多いのかもせいれませんね。
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ファスティングのデトックス効果はまだまだ科学的にわかっていないことも多いですが、事例は先行していくつも出てきています。
研究が進み、より詳しく科学的に解説ができるようになったら順次ご紹介していきたいと思います。