いっしー
石川 威弘(いしかわ たけひろ)
パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター
パーソナル栄養士とは
述べ1,000名以上のファスティング指導、食事指導、体質改善相談をしてきました。
さまざまなダイエットを試してなかなか痩せられなかった。そんな人でも「リバウンドをしない痩せ体質」を作る健康的なダイエット法をお伝えしています。

ファスティングマイスター・パーソナル栄養士のいっしーです。
ファスティングの準備食は何日間必要かご存知ですか?
また、人によっては準備食を長くする必要があります。
今回はそんなファスティングの準備食の長さについて解説します。
ファスティングの準備食とは
準備食とはファスティングを行う前に必ず行う必要があるもので、ファスティングに向けて体を整える期間になります。
この準備食期間を取らずにファスティングを行うと、ファスティング中に頭痛や強い空腹感を感じたり、ファスティングの効果が薄れてたりします。
また最悪の場合は低血糖で倒れてしまう恐れもあるので、準備食は必ず行う必要があります。
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準備食の日数
では、ファスティング前の準備食はどの程度の日数を行えば良いのでしょうか。
一般的に健康的な人が3日間以上のファスティングをする場合は、2日間の準備食が必要と言われています。
この2日間は体を整えるためにバランスの良い食事を取り、動物性タンパク質や揚げ物を避ける様にして過ごします。
1日だけのプチ断食であれば準備食も1日でOKなので手軽に取り組めます。
準備食ではある程度の食事のコントロールが必要になるので、友人との会食や飲み会などが入っていない日程で行う必要があります。
この準備食でどの程度体を整えられるかによってファスティングの効果が左右されるため、ファスティングは準備食から始まっていると言っても過言ではないでしょう。
準備食を長く取る必要のある人
一般的には準備食は2日間と言われていますが、準備食を少し長めに取る必要がある人もいます。
ここからは準備食を少し長く取る必要のある人をご紹介します。
コーヒーをよく飲む人
コーヒーを1日3杯以上飲む人は準備食を少し長めに設ける必要があります。
なぜなら、コーヒーをよく飲む人ほどファスティング中に頭痛を起こしやすいからです。
コーヒーに含まれるカフェインは脳の中枢神経系に作用し、覚醒効果をもたらすことが知られています。毎日カフェインを摂取している人はこのカフェインによる覚醒作用が突然なくなると、強い倦怠感を覚えたり、頭痛が起こったりします。
特にファスティング中は頭痛が起こりやすく、早い段階でカフェインの摂取量を減らし、準備食の段階でカフェインをゼロにして過ごす必要があります。
そのため、コーヒーをよく飲む人はカフェインを減らす期間として準備食を少し長めに取る必要があります。
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アルコールをよく飲む人
アルコールをよく飲む人も同様に準備食を長めに取る必要があります。
アルコールもコーヒー同様に依存性があり、突然止めると頭痛や不安感、ストレスを感じることがあります。
そのため毎日の飲酒習慣がある人も早めに準備食を始め、アルコールの量を減らす必要があります。
極力、ファスティングの2日前にはアルコールを完全に止めて、ファスティングに向かうのが理想です。
ファスティングでは解毒が進むため肝臓を活発に使うことになります。
そのため準備食の段階で肝臓を休めて、万全の状態でファスティングに臨むことが望ましいです。
毎日お酒を飲んでいる人は休肝日のつもりでお酒をやめてファスティングを行う様にしましょう。
タバコをよく吸う人
タバコをよく吸う人もまた、準備食期間を長めに取る必要がある人です。
ファスティング中は完全禁煙をする必要がありますので、タバコをやめるための準備期間として長めに準備食をする必要があります。
また、タバコを吸うと体の中のビタミンやミネラルを消費してしまいます。
ファスティング中は体の中の栄養を使いながら代謝を起こすため、体にどれだけ栄養素が蓄えられているかが重要となります。
そのため、準備食で栄養素を蓄えておく必要があるります。
タバコを吸いながら準備食期間を過ごしてしまうと、体内のビタミンやミネラルが蓄えられないまま、ファスティングを行うことになってしまうので、ファスティングの効果が下がってしまいます。
ファスティングの2日前にはタバコを完全に断ち、ファスティングに向かいましょう。
そのために1週間から2週間くらい前からタバコの量を減らしておけると良いでしょう。
血糖値に問題がある人
血糖値コントロールに問題がある人も準備食を長めに取る必要があります。
血糖値コントロールに問題がある人とは、糖尿病の方や低血糖になりやすい人です。
ファスティング中は通常よりも糖質量の少ない状態で過ごしてもらいます。
そのため、血糖値が下がりやすく、血糖値コントロールが苦手な人は低血糖になりやすいです。
特にファスティング1日目〜2日目は体が省エネモードに切り替わる時期なので、血糖値が安定しづらいです。
この期間を安全に過ごすためにも、準備食を長めにとって、食生活を整え、血糖値を安定させておく必要があります。
インスリンなどの薬を飲んでいる人は、必ず主治医にファスティングをすることを相談し、医師からのアドバイスを受けた上で取り組む様にしましょう。
投薬治療中の人
糖尿病以外でも薬を飲みながら生活をしている人は準備食を長く取る必要があります。
ファスティング中は基本的に薬を飲まずに行うことが望ましいです。
一方で薬を止めると危険な人もいらっしゃいます。
そのため、薬を飲みながら過ごしている人は必ず主治医に相談をした上でファスティングを行いましょう。
また、準備食も丁寧に行い、準備食期間も1週間以上設けてファスティングを行う様にしましょう。
ファスティングは投薬中の人にはリスクもある方法ですので、くれぐれも無理のないファスティングを行う様にしましょう。
長期のファスティングをする場合は、専門的な医師や栄養士からのアドバイスを受けなら実施するのがオススメです。
準備食期間はしっかりと取ろう
ファスティングは効果が高い分、正しいやり方で取り組まないと効果を得られなかったり、辛い経験となることも多くあります。
しっかりとした酵素ドリンクを選ぶことも重要ですが、準備食をしっかりと行うことも同じ様に重要です。
この準備食期間を充実できるかどうかでファスティングの効果が変わってきます。
前日飲み過ぎたから今日からファスティグしようと言ったやり方は体に負荷が多すぎるので絶対にしない様にしましょうね。
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3日以上のファスティングは負荷が高い分、準備食はしっかりと行いましょう。
普段から食生活が乱れている人は準備食をしっかりやるだけでも体が楽になったりすることもありますので、真剣に取り組んでみてくださいね。
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