いっしー
石川 威弘(いしかわ たけひろ)
パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター
パーソナル栄養士とは
なかなか痩せられなかった。
健康的なダイエット法をお伝えしています。
栄養士の観点からお伝えすることで
ストレスなくダイエットに
取り組んでもらえています。
腸内環境を整え、身体をリセットし、
太りにくい身体作りを行っています。

ファスティングマイスター・パーソナル栄養士のいっしーです。
皆さんは朝ごはんにお粥を食べると良いという話を聞いたことがありますか?
僕は毎朝身体の調子を整えるために朝粥を食べるようにしています。
今回はダイエットにも効果がある朝粥の効果について書いてご紹介します。
朝のお粥習慣 5つのメリット
僕はダイエットや体質改善でご相談に来ていただいたお客様に朝のお粥を食べることをオススメすることが多いです。
なぜかと言うとお粥を毎朝食べることでダイエット効果が高まるほかに様々な健康効果が得られるからです。
そんな朝のお粥習慣で得られるメリットを簡単にまとめてお伝えします!
ダイエット効果がある
朝のお粥の効果の一番のメリットはダイエット効果があることです。
当然ですが朝ごはんをお粥にすることでカロリーが抑えられます。
お粥は水分量が多い分、カロリーの割には満腹感があります。
ご飯100gあたり168カロリーですが、
お粥100gでは36カロリーです。
ダイエットはカロリーだけを抑えれば良いというわけではないですが、
食べすぎによるカロリーオーバーを抑えることでダイエット効果が見込めます。
前日の疲れを癒やす
朝のお粥には前日の疲れを癒やし、その日の体調を整えてくれる役割があります。
人間の身体には摂取の時間、吸収の時間、排出の時間と時間帯によって得意不得意な時間があります。
午前中は消化吸収力が弱いです。
上の図のように朝の4時から12時は排出の時間となっており、身体から不要なものを排出する力が強くなっています。
一方で消化吸収の力は弱くなっているので、朝ごはんを食べすぎるのは逆に身体に負担をかける場合もあります。
前日の夕飯が遅かったり、夜に会食で食べ過ぎてしまった場合は消化吸収が寝てる間も行われ、その結果、睡眠の質が下がるので翌日まで疲れが残りやすいです。
その状態で無理して朝食を食べると内臓に更に消化吸収の負担をかけてしまいます。
それが前日の疲れを引き継いでしまう原因にもなりえます。
お粥でしたら消化に負担がかからないので、前日の疲れを癒す効果があり、朝食向きと言えます。
いっしー 石川 威弘(いしかわ たけひろ) パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター パーソナル栄養士とは 食べながら健康痩せができるダイエット法[…]
身体を温める
朝ごはんに温かい食べ物を食べることはダイエットや体質改善には非常に重要です。
朝は血圧が低く体温が低いものです。
そのため朝方は温かいお粥を食べることで身体を温め代謝を上げることができます。
温かいものを食べて身体の内側から体温を上げることで1日のスイッチが入ります。
代謝を上げると風邪を引きづらくなったり、体調を整えることができます。
冷え性対策にも非常に有効です。
水分補給になる
先程書いたように朝は排出の時間です。
そのため水分をたくさん摂り、朝からトイレに行くことで身体の中の水分を循環させてあげると身体の調子は整いやすいです。
お粥は水分量の多い食べ物ですので、お粥から水分を補うことで水分補給にも繋がります。
水分を循環させることでむくみの防止にも繋がります。
便秘の改善につながる
女性で便秘に悩んでいる方は非常に多いですが、そんな方は朝粥習慣をやった方がいいです。
朝にお粥を食べることで腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すことができます。
また、水分不足による便秘も原因として非常に多いため、水分をお粥から得ることで便秘の改善にも繋がります。
朝粥習慣を続けただけで便秘の改善に成功した方もいらっしゃいます。
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簡単な朝のお粥習慣のススメ
お粥の作り方やレシピは調べてもらえればいくらでも出てくるので、ここでは朝粥習慣の簡単なやり方をお伝えします。
お粥の美味しい作り方はお米から加水して柔らかく炊き上げるのが基本ですが少しめんどくさいですよね。
なにもそこまでこだわらなくとも昨日の残っているご飯を鍋に入れて、水を加えて煮てしまえばオッケーです。
それでも十分お粥になり美味しいです。
また、最近の炊飯器はお粥炊きもありますので、前日に予約してセットしておけば簡単にできます。
炊く際に角切りにしたさつまいもや里芋などを一緒に入れておけば、簡単な芋粥もできますので、ぜひ試してみてください。
粥有十利の考え方
仏教にはお粥の効能を示した粥有十利(しゅうゆうじり)という言葉をがあります。
曹洞宗の開祖、道元禅師が食事を頂く際の雲水(修行僧)の心構えを記したその著書『赴粥飯法(ふしゅくはんぽう)』にお粥の効能が挙げられているそうです。
それを粥有十利と言うそうです。
■粥有十利
1.色 (肌の色艶をよくする)
2.力 (気力が増す)
3.寿 (寿命が延びる)
4.楽 (食べ過ぎになることがなく、体が楽になる)
5.詞清辯 (血流がよくなり頭が冴え、言葉もなめらかになる)
6.宿食除 (胸やけをしない)
7.風除 (風邪を引かない)
8.飢消 (飢えを満たす)
9.渇消 (喉の渇きを潤す)
10.大小便調適 (便通がよくなる)
全く栄養学という考え方がなかった頃から、
このようなことが言われていたのは驚きです。
昔の人達は科学とは無縁でも、体感で食べ物の効果を感じていたのでしょう。
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朝にお粥を食べる習慣をつけるだけでもダイエットになったり、体調が良くなったりします。
僕も朝は大体お粥を食べているので、
もし興味があれば実践してみてくださいね。