石川 威弘(いしかわ たけひろ)
パーソナル栄養士/エキスパートファスティングマイスター
パーソナル栄養士とは
パーソナル栄養士のいっしーです。
皆さんはおかゆダイエットを知っていますか?
朝ごはんにおかゆを食べるというとてもシンプルな方法ですが、非常に効果が高く、健康的に痩せることができます。
今回は栄養士の僕も実践している朝だけおかゆダイエットの効果とやり方をご紹介します。
朝だけおかゆダイエットとは
一般的なおかゆダイエットは普段食べているご飯(お米)をおかゆに置き換えるというものです。
おかゆは普通のご飯よりも水分量が多く、糖質やカロリーも少ないことから糖質制限にもつながり、カロリーオーバーも起こさない方法です。
しかし、毎食おかゆを食べるという制限があるため、食べ飽きてしまい、やめてしまう人が続出していたり、やめた途端にリバウンドを起こしてしまうケースも多いです。
そこで僕が提案しているのが「朝だけおかゆダイエット」です。
これは毎食おかゆに置き換えるのではなく、朝ごはんだけおかゆを食べるというもの。
短期的に痩せることは難しいですが、1~3ヶ月程度続けることで健康的に痩せることができます。
またダイエットだけでなく、便秘改善や冷え性改善など様々な効果を得ることができます。
朝だけおかゆダイエットが健康的に痩せられる理由
朝ごはんをおかゆに切り替えるだけでも健康的に痩せられるのがこのダイエットの良さです。
先ほども書いた通り、おかゆは水分量が多い分、摂取カロリーの割には満腹感があります。
白米ご飯は100gあたり156カロリーですが、
おかゆの場合100gあたり65カロリーです。
ダイエットはカロリーだけを抑えれば良いというわけではないですが、食べすぎによるカロリーオーバーを抑えることができます。
また朝におかゆを食べることで体に様々な変化が起こり、その変化がダイエットにとってもプラス働いてくれます。
朝だけおかゆダイエットの5つの効果
ダイエット以外にも朝ごはんにおかゆを食べることで体にとって良い効果が得られます。
これらの効果を感じてくるとダイエットとの相乗効果を生み、健康的に痩せることができます。
身体を温める
朝にお粥を食べることで体を温めて、代謝をアップしてくれます。
人間の体は目が覚めてから徐々に交感神経を高めて体温を上げていきますが、朝食を食べることで体の中のスイッチが入り、交感神経の活動が高まります。
また、朝のおかゆは体の内側から温めてくれるため、冷え性対策にも非常に有効です。
体が温まり代謝が上がってくると自然と痩せやすい体となります。
消化吸収能力を高める
胃腸は常に働き続けているため、慢性疲労を起こして吸収消化能力が下がっていることがあります。
胃腸が疲労状態だと必要な栄養素がうまく吸収できずに体のむくみや代謝を下げてしまうことになります。
おかゆは消化されやすく胃腸の負担が少ない食べ物です。
朝におかゆを食べることで胃腸に休息を与え、本来の機能を取り戻すことができます。
朝のおかゆは胃腸の負担を減らすことで消化吸収能力を高めてくれます。
むくみの解消につながる
おかゆは朝のちょうど良い水分補給にもつながります。
人間の体は午前中にデトックス能力が高いため、水分をたくさん摂り、朝からトイレに行くことで身体の中の水分を循環させ、老廃物を排出することができます。
おかゆを食べることはそれだけで水分補給になるため体のデトックスを促してくれます。
水分を循環させることでむくみの解消にもつながります。
便秘の改善につながる
女性で便秘に悩んでいる方は非常に多いですが、朝におかゆを食べることで便秘の改善につながります。
朝におかゆを食べることで腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すことができます。
また、水分不足による便秘も原因として非常に多いため、おかゆを食べて水分補給をすることで便秘の改善にも繋がります。
朝だけおかゆダイエットを続けただけで便秘の改善に成功した人もいらっしゃいます。
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血糖値が安定しやすくなる
最近では朝ごはんを食べない人も増えてきていますが、そうした人は朝だけおかゆを食べることで太りづらくなります。
なぜかというと、朝ごはんを食べない人はお昼に血糖値が上がりやすく、血糖値の乱高下を起こしています。
血糖値の乱高下はインスリンの分泌を促し、インスリンが体に多く出ると脂肪を抱えやすくなってしまいます。
朝におかゆを食べることで、午前中の段階で緩やかに血糖値を上昇させておくとお昼ご飯の血糖値が上がりづらくなるため、太りづらくなります。
朝食を食べない人は朝におかゆを食べてみると良いでしょう。
朝だけおかゆダイエットのやり方
朝だけおかゆダイエットは朝ごはんにおかゆを食べるだけというとてもシンプルなダイエット法です。
おかゆに付け合わせでお味噌汁と漬物を足すとよりダイエット効果が高まります。
この朝食を1~3ヶ月続けることで上記のような効果を得られ、健康的に痩せることができます。
おかゆの美味しい作り方はお米から加水して柔らかく炊き上げるのが基本ですが、より簡単に準備したい場合は炊飯器のおかゆモードを前日にセットしておくのが良いでしょう。
また前日の残っているご飯を鍋に入れて、水を加えて煮てしまえば簡易のおかゆになります。
丁寧におかゆを作る必要はないので、簡単な方法で続けることが大切です。
また炊く際に角切りにしたさつまいもや里芋などを一緒に入れておけば、簡単な芋粥もできますので、ぜひ試してみてください。
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朝だけおかゆダイエットの注意点
朝だけおかゆダイエットの注意点はほとんどありませんが、胃腸を休めるという観点から、消化に負担のかかるお肉や揚げ物は避けるようにしましょう。
乳製品も取らない方がより効果はアップします。
また当然ながら昼食や夕食に食べ過ぎれば、ダイエットの効果を下げてしまいますので、朝ごはん以外の食生活もしっかりと注意する必要があります。
食べすぎてしまえば当然ダイエットにはなりません。
16時間断食と合わせることで効果がアップ
今回紹介した朝だけおかゆダイエットに加えて、16時間断食も合わせて行うことでダイエット効果はよりアップします。
16時間ダイエットは1日のうち16時間を絶食の時間とし、残りの8時間で食事を摂るというダイエット法です。
16時間の断食を終えたタイミングでおかゆから食べ始めれば16時間断食の効果も高めることができるので、一緒に行うことをオススメします。
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おかゆダイエットは毎食おかゆで過ごさないといけないので苦痛に感じる人もいると思いますが、この朝だけおかゆダイエットであれば、習慣化しやすく、続けやすいです。
朝ごはんを普段食べていない人も、現在16時間ダイエットに取り組んでいる人もぜひ試してみてくださいね。
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